田中のブログ

趣味の話ばかり。

ウマウマ

お久しぶりです。めっちゃ暇なので記事書こうと思います。

 

ブログ更新は一年ぶりです。本来の趣旨とは外れるかもしれませんが、本当に適当に書いていきます。

 

去年はずっと学業が忙しく鬱々としていました。そんな私にも趣味が出来ました。

 

ウマです。

 

あー今話題のゲーム「ウマ娘」ですか。。。って思いましたかね。でもこれダブルミーニングなんですよね、深くは言いませんが。

 

f:id:tanaka_oh_tanaka:20220411192112j:plain

ウマ娘の食事シーン(中央:スペシャルウィーク 右奥:オグリキャップ

 

ウマ娘は、史実の競走馬を擬人化(+女性化)したキャラクター達であり、各競走馬の特徴がヒトに近くなった姿でも反映されています。彼女たちは通常のヒトとは比べ物にならない程のフィジカルをしています。また代謝の良さが尋常ではないのか、食事の量もえげつないです。画像中央のスペシャルウィークや右奥のオグリキャップは史実でもよく食べる子だったそうです。

 

そして注目すべきは彼女らの食べているものです。大盛りの白米とステーキ、あと汁物(味噌汁?)ですね。オグリは唐揚げっぽい何かを何個もお皿に取っています。

 

野菜が少なくないですか?(不穏)

 

ということで今回のテーマは

 

草食動物を擬人化したウマ娘は何故ヴィーガンではないのか。

 

ではありません。そんな危険な話題はあげたくないです。

ウマ娘はヒトに近いですし、アスリートだと思えば食事の量が多いのはごく自然な事ですし、強靭な肉体のためにも肉や炭水化物が多いのは普通ですよね。

 

f:id:tanaka_oh_tanaka:20220411200707j:plain

エフフォーリア 大阪杯フォトパドック

一方こちらは競走馬エフフォーリアくんです。知らない人にさらっと説明をすると2021年の年度代表馬に選ばれたとても強い馬です。つい一週間前にGⅠ大阪杯に出走しました。画像はその時のフォトパドック(馬体写真)です。

素人目に見ても前脚や胸のあたりはとても筋肉がついていて強そうですよね。

このように強い競走馬を見ていると彼らが草食動物である事を忘れてしまいます。

アスリートやウマ娘は身体作りのために肉をたくさん食べなければいけないのに、馬は肉を食べなくてもムキムキになれるんですね。

 

草だけ食べていても筋肉が付くのはナゼ?

本題です。これは馬に限らず草食動物全般に言えますね。そもそも我々人間の一般的な認識である「タンパク質を摂らないと筋肉は作られない」のは本当なのか考えましょう。

筋肉に必要なのは“あくまで”アミノ酸

タンパク質を摂らないと筋肉は作られないのは本当です。ただそれは人間や肉食動物においての話です。筋肉を作っているのはアミノ酸という枠組みの有機化合物です。生物の授業で聞いたことがあると思います。タンパク質が体内で分解されると複数のアミノ酸になり、その中でもバリン、ロイシン、イソロイシンなどのアミノ酸が筋肉増量に使われます。つまり動物にとって「筋肉を付けたければ、アミノ酸を摂れ!」というのが共通認識であり、人間はそのアミノ酸を摂取する手段としてタンパク質を食べているんですね。

 

ウマはアミノ酸を摂取する手段が人間とは違う

秘密はウマの腸内環境にあるそうです。ウマやその他の草食動物はとても長い腸を持っており、その中には大量の微生物がいます。腸内の微生物はウマが食べた草をアミノ酸に分解する機能を持っており、分解後に微生物ごと消化することによってアミノ酸やビタミンを得る事ができるらしいです。体内の微生物と共生かと思いきや、全てを贄とするウマ・・・恐ろしいです。人間も腸内細菌を毎日排泄しているようなので、この辺は普通の事なのでしょう。ところでこの微生物を人間の腸内で飼えばムキムキのヴィーガンも誕生するんじゃね?って思ったんですけど、どうでしょうか。

 

まとめ

ヒト(を食べる→タンパク質が消化されアミノ酸に分解→筋肉)

ウマ(を食べる→微生物が草からアミノ酸を合成→筋肉)

ということですね。ただウマはあれだけ身体が大きいので、ずっと食事をしていないとなかなか身体が大きくならないそうです。

 

どんな動物でも食事は切り離せませんからね、ウマウマな食事を心がけましょう。

f:id:tanaka_oh_tanaka:20220411211200j:plain