[小話]無限
こんちわ。田中です。
昨日寝る前に思い出した話をブログに書こうかなと思います。
僕はアルバイトで塾の講師をしています。その点は今も尚やっているので深くは掘り下げません。
ちょっと前、中学1年生の男の子にある難しい質問?というか議論を持ち掛けられました。
男の子「先生、この世界に〝無限〟なんてないと思います。絶対に無いですよね?〝無限〟」
うーーーーーん。とても難しい疑問だね。
ちなみに私の返しは
私「じゃあさ、1÷3を筆算で計算してみてよ」
男の子「んー、えっと割れないから1つ位を下げて3で割って、1つ位を下げて3で割って、ってこれ!0.33333333……だあ!?」
私「な!3が無限に続くだろ?はい゛論破゛!!」
でした。いや、はい論破とまでは言ってません。それは嘘です。
でもまあその男の子が純粋でこれで納得してくれたから話はそこで終わっちゃったんすけどねー。私がやったことはどうも話をすり替えたような気がしてならないんですよね。
おそらく男の子の言う〝無限〟はこの世の果てとか物の長さとか大きさの事だと思うんですよね。確かに無限に長いヒモなんて無さそうだし、宇宙だって一応大きさを持っていて無限では無いし。中一男子の若い感覚ならではの無限、面白いですよね。私は高3で数学の極限を習った時から無限のイメージはn→∞になっちゃってました。その男の子との議論は数学世界の無限と現実世界の無限の感覚の差異を感じられた貴重な体験でした。
P.S.この話を思い出したのは昨晩『呪術廻戦』を見たからです。
五条悟の言う無限は数学世界の無限ですよね、たぶん。呪術廻戦は原作読んでないのでこれから先の展開も五条悟が言ってることも全く分かりませんが、楽しみです。